あゝ厚木航空隊―あるサムライの殉国

あゝ厚木航空隊―あるサムライの殉国

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784769800323
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

人間小園安名の生涯―生か死か降伏か抗命か、一身一国の関頭に立って徹底抗戦を呼号、出世主義、権力主義を排して祖国に殉じた熱血の猛将。ラバウルの空に勇名を馳せた栄光の人が、最後の熱情を傾け、身命を賭して挑戦した不条理への戦い。非情の運命の転換の渦中を、果敢に生きた空の男を描く!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ayano

2
小園安名大佐の生涯を軸に、終戦勅諭後も徹底抗戦の姿勢を崩さなかった厚木航空隊の実話。 タイトルに「殉国」とあるように、小園大佐にとっては信じてきた「日本が殉死」した状態で終戦後の時期を迎えたのだろうと思う。 司令!!と信頼している部下を抱えながら組織との対立や終戦後の発狂(←真偽は確かめる術もないが)、家族との絆など読み進めると国を思って徹底抗戦の姿勢を崩さなかったんだ!意地を張っていただけとかそんな次元じゃないんだ!というのが迫ってくる1冊だった。2013/10/06

秋津

0
降伏を拒絶し、徹底抗戦を叫んで「厚木事件」を引き起こした厚木航空隊司令小園安名大佐の生涯を描いた一冊。現場で培った勝利への自信と、命令を下すという立場からの責任感から、昨日までは決戦を、今日は詔があったから矛を収めよ、といった上層部の変節に我慢がならなかったのだろうなと思う一方で、当時の東久邇宮首相が危惧されていたように、厚木事件が日本占領に悪影響を及ぼしかねないというのももっともで、あちらを立てればこちらが立たず、という感じ。連合国軍進駐の日が迫る中、抗戦派の切り崩しが行われるのは大変ドラマチック。2015/04/24

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