間違いだらけの「優秀な人材」選び―「誰が会社に利益をもたらすか」を正しく見極める法

奥山 典昭【著】

こう書房（2012/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 247p／高さ 19cm
• 商品コード 9784769610816
• NDC分類 336.4
• Cコード C0030

内容説明

あなたがデキると思っている部下は本当に利益を生む部下ですか？うわべの「優秀さ」に期待するもいつもだまされていませんか？その陰で「眠っている原石」のモチベーションを奪っていませんか？会社に利益をもたらす本当の「優秀さ」とはなんでしょう？あなたの部下は「優秀」ですか？そしてあなた自身は…？すべての上司に一度は目を通してもらいたい本。

目次

序章　人の能力と正しく向き合えば「優秀な人材もどき」は生まれない
第１章　人を見る目がない会社に「適材適所」はあり得ない！
第２章　「見えやすい仕事力」に騙され、いつもいつも後悔していないか
第３章　「本当に仕事がデキる人」に備わっている「仕事力」とは
第４章　職場での行動から「本当の仕事力」のあるなしを見極める
第５章　判明してしまった「仕事力」さて、その人をどう扱うか？
第６章　実録「仕事がデキる人」のいる風景
第７章　「優秀さ」を見極めることには困難が待ちかまえるが…

著者等紹介

奥山典昭［オクヤマノリアキ］
概念化能力開発研究所株式会社代表取締役。大学を卒業し、社会人になってすぐ香港の現地法人への出向。帰国後、大手電機メーカー、上場消費財メーカー、人事系コンサルティング会社などを経て、１９９９年に独立し今の会社を設立。以来、コンサルタントとして、また顧問として、実効性の高い問題解決型の「人材アセスメント」を提供することにこだわり続けている。２００９年には「キーポテンシャルダイヤモンド」という「生産性の高い人特有の仕事力体系」を発表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たくみくた]

36冊目。(経験・知識＋新たな情報)×仕事力＝生産性。仕事力は「学び積み上げるもの」というよりも、「既にその人に備わっているもの」と言った方がイメージしやすい。正確に言えば積み上げてきたものだが、積み上げにかかった年季が違う「人格」に近しいもの。ポイントは「成果管理能力」と「概念化能力」。「目指す成果から目を離さず、より質の高い成果の獲得に向けて自分の頭で思考できる人」。成果を達成するために、心身に大きな負荷がかかる「思考する」という取り組みに足を踏み入れられるか？

2021/05/09

[ワッピー]

この手法のいいところは、本当の意味でエースを発見できるところだが、一方でそれほどの人材がやたら転がっているわけでもないため、出現率が低いということは残念。それを補う意味で「一歩及ばない」人材の活かし方にも触れています。理想的には、(もちろん自分も含め)凡百の人材をエースに近づける教育があればと思いますが、なかなかいないからエースなんでしょうね。面接にではなく、仕事に万全な人材を発見する視点として、まずは人を見るより自分を省みなければ・・・

2012/12/30

[だいぇ]

キーポテンシャルダイヤモンド、自分が噛み砕くと、当事者意識、社会のため、思考力、モチベーションと、情報処理。具体例がわかりやすく、どの仕事にも当てはまる考えなんだと思った。自分が悪い例側に落ちないよう、中庸の人向けの対応を時々読み返したい。ある後輩のモチベーションを上げることをしたい！と思った。

2017/01/09

[rebanira_itame_man]

◎人を正しく評価するのは難しい。本当に優秀な人・リーダーにふさわしい人を解説。

2014/02/23

[Nao Shimoguchiya]

結構、社員の仲間の顔が浮かびながら読んでいました。また、自分を俯瞰的に見れた本でした。

2013/09/10