唾液は語る (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 185p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784769371250
  • NDC分類 491.343
  • Cコード C1040

内容説明

本書では、まず「どうしてご飯がおいしく食べられるか」から話をはじめ、口臭の原因とその予防方法や、私たちの食事や健康に入り込んでいる昆虫・動物の唾液など、日常生活に関わりを持つ唾液の不思議について述べています。さらに、唾液を用いた簡便で苦痛のない診断方法に焦点を当て、「唾液からなにがわかるか、どこまで利用できるのか」という医療に関わりを持つ唾液の不思議について、それらに利用されている最先端の測定技術までを含めて解き明かします。

目次

第1章 唾液の科学(活躍する唾液;血液と唾液は親子関係 ほか)
第2章 唾液からなにがわかるのか(唾液でわかる親子関係;知って得するボケの話 ほか)
第3章 唾液を用いた健康診断への挑戦(エイズはキスでうつらないというけれど;唾液のおかげで生命保険が安くなった ほか)
第4章 歯科を通した新しい医療の予感(口腔のトラブルとムシ歯ワクチン;口腔乾燥症と人工唾液 ほか)

著者等紹介

山口昌樹[ヤマグチマサキ]
1987年信州大学大学院工学研究科(電気工学)修了後、ブラザー工業(株)に入社、中央研究所に勤務。94年に人工心臓の研究で博士号(工学)を取得。95年東京農工大学工学部助手。98年度新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の提案公募事業で総括代表研究者として委託研究を推進。99年富山大学工学部助教授となり、現在に至る。2001年日経BP技術賞(医療・バイオ部門)を受賞。02年スウェーデンLink¨oping University客員研究員(文部科学省在外研究員)。04年に大学発ベンチャー企業として(有)バイオ情報研究所を設立し取締役に就任(兼務)。主な研究テーマとしては、非侵襲的な健康・福祉・医療デバイスやバイオレメディエーション技術など、生活の質(Quality of life)の向上に役立つ技術開発に取り組んでいる

高井規安[タカイノリヤス]
1979年大阪歯科大学卒業、歯科医師免許取得。83年大阪歯科大学大学院修了、唾液腺の分泌/再吸収機構の研究で歯学博士を取得。同年より大阪歯科大学助手となり、現在、大阪歯科大学生理学教室に勤務。98年度に、共著者である山口博士とともにNEDOプロジェクトに参画。2000年日本唾液腺学会奨励賞受賞。実験動物を用いた唾液分泌メカニズムの基礎的研究を中心に、臨床検査試料としての唾液の有用性を検討する研究を続けている
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