内容説明
「せんせい、はやくこないかなぁ」先生がそばにきて、よりそってくれるだけで、こどもたちは笑顔になります。先生には、とくべつな力があるのです。世界的動物行動学者ジェーン・グドールによって描かれたファシリティドッグ(動物介在療法)の感動的実話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ツキノ
24
2021年1月発行。病院勤務に遅刻してしまった先生。どんな先生だ!?と思いきや…。それが徐々に明かされていくストーリーに引き付けられる。ファシリティドッグ(動物介助療法)の実話を元にしている。訓練された犬だからこそ、できることがある。こういう犬もいるんだよ、ということが大人はもちろん、小さな子にも知ってもらえるといい。(E68)2021/02/24
みう
6
ロンドンの病院のファシリティドッグを描いた実話を元にした絵本。重い病気の子供たちに寄り添っている姿がじーんときます。 検査や処置する部屋に一緒に行くだけで苦痛や不安が和らぐし、病室では心のケアを担っている。大切な働く犬の仲間なんですね。2025/10/08
Incisor
3
読むだけでも、癒され、元気づけられる。だからこそ、もっともっとあたりまえになる日がくるように、出来ることを考えるきっかけとなった。2021/04/01
Olga
2
イギリスの病院にいたファシリティドッグの実話を元にした絵本。日本にはまだほとんどいないらしく、訳者ふしみみさをしんの、もっと広まってほしい!という願いが込められている。2021/03/03
しおあん
1
ハンドラーと活動する正式な医療スタッフ「ファシリティドッグ」をTVで知りました。また、犬は嗅覚に優れているため人の息や尿からガンを発見することもできるそう。言葉はないけれど寄り添う温もり、ひたむきな瞳に私も日々心が落ち着き満たされています。ファシリティドッグはお年寄りとも相性がよさそうです。日本にも増えていきますように。無償の愛を捧げてくれる犬たちに心から感謝。表紙裏から裏表紙の裏へこどもたちの表情が変わってとっても嬉しい。2022/03/06