内容説明
特許侵害訴訟は、原告勝訴率が約5割程度といわれている。一般の法律事件の原告勝訴率が約8割を超えているのと比べると、かなり低い。しかし、本当にこれでいいのか、またこうなるのは何が原因であるのか、との疑問から、特許庁ではどう扱っているか、裁判所ではどう判断したかという客観的事実をベースとし、それを踏まえたうえで、どうすればより確かな実務になるのか、またどうすれば強力な特許を確保できるのか、これまで蓄積しておいた審判決例や実務メモに加え、新たに収集した審判決例から、その方策を探ってみた。
目次
第1章 特許の基礎
第2章 特許制度の基礎知識
第3章 出願の準備
第4章 特許を取得するための手続き
第5章 特許権の行使
第6章 他社権利対策