良い製品=良い商品か?―「モノづくり」から「価値づくり」へ

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  • サイズ A5判/ページ数 178p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784769361800
  • NDC分類 509.21
  • Cコード C3058

内容説明

高機能・多機能の「良い製品」が顧客を満足させるとは限らない!生産者と顧客とのコラボレーションが製品価値を生み出す!期待マネジメント工学のすすめ。

目次

第1章 ものづくり=商品づくりか?
第2章 オープン化した世界では知恵が必要
第3章 期待マネジメント―いかに問題設定するかが重要
第4章 企業はお客とともに発展せよ
第5章 これからの価値工学―プロセスや物語が価値を増大させる
第6章 転換型イノベーションを進めよ―多くの新製品は既存技術の組合せ
第7章 風呂敷型発想で、制約を見直せ
第8章 自給自足時代の幕開け―創造的顧客とともに新しいマーケットを
第9章 お客と生産者とが協同で価値を生み出す―生みの親より、育ての親
第10章 サッカー工学で産業を発展させよ―産業進化論

著者等紹介

福田収一[フクダシュウイチ]
1943年生まれ。72年東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻修了。工学博士。東京大学精密機械工学科助手、大阪大学溶接工学研究所(現接合科学研究所)助教授、東京大学生産技術研究所客員助教授、東京都立科学技術大学(現首都大学東京)生産情報システム工学科教授を経て、Stanford University、Consulting Professor、放送大学客員教授、Cranfield University、Visiting Professor(UK)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kassie

1
生産者と顧客が見ているモノの間には、「製品」と「商品」というズレがある。製品は洗練化され、商品は多様になる。ベクトルが相反しているような構図だけど、生産プロセスへの顧客の参加(筆者はコラボレーションと表現している)により、今後は接近するのでは?というように理解したのだが…。人文系の私としては、全体を通して読みやすいけど根拠が弱い気がした。(イノベーション論は工学の分野でほんとに盛んですね)2010/09/13

kanagon88

0
すらすら読めて,これからの日本のものづくりの指針がたくさん.将来を担う技術者に読んでもらいたい本.空飛ぶ自転車とか,夢が沢山.新しいことではなく,先端的なことでもなく,発想を転換することが重要だと.闇雲に突っ走って,周りには誰もいなかったというのは研究者によくある話.周りを見渡しながら進めということか.また,ものづくりの過程を顧客に楽しませるというのは面白かった.2010/08/11

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