内容説明
今、グリーン・サスティナブルケミストリーの考えに基づいた、未来の扉を開く物質として、多くの可能性を秘める「イオン液体」が注目されている。構造、性質、物性がユニークであり、変化に富んでいるということから、さまざまな分野―電池(電解質)、溶媒、触媒、機能性イオン液体等々―への応用研究が爆発的に行われている。本書は、「イオン液体とは何か?」をやさしく解説し、そしてそれで何が起こり、何ができるのか…イオン液体の今後を見据える。
目次
第1章 イオンからイオン液体へ
第2章 イオン液体の極性とは
第3章 電解質としてのイオン液体
第4章 どのようにしてイオン液体を作るのか
第5章 溶媒としてのイオン液体
第6章 機能性イオン液体
著者等紹介
北爪智哉[キタズメトモヤ]
1970年群馬大学工学部応用化学科卒業。1975年東京工業大学大学院博士課程修了。(化学工学専攻)工学博士。1985年東京工業大学助教授。2002年東京工業大学大学院教授
北爪麻己[キタズメマミ]
1983年麻布大学環境保健学部衛生技術学科卒業。1983~2005年(社)日本食品衛生協会食品衛生研究所勤務。2005年東京工業大学大学院生命理工学研究科補佐員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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