内容説明
紫外線はその強力な殺菌力で、衛生分野、環境浄化分野において非常に活躍している光線である。食品・飲料工場での水や容器の殺菌、温水プールや浴場の水質の浄化、また鑑賞池やせせらぎなどの修景用水でもアオコ対策用として幅広く用いられている。最近では、下水処理場や排水処理施設などでも、従来の塩素消毒に代わる消毒装置として急速に普及し始めている。今後は私たちの生活に密着している上水道において、紫外線殺菌の導入が見込まれている。本書は、応用が広がる紫外線殺菌についての知識をわかりやすく解説する。
目次
第１章 紫外線（ＵＶ）の特性
第２章 ＵＶ消毒技術とは
第３章 殺菌を担うＵＶランプ
第４章 ＵＶ消毒装置の種類と構造
第５章 ＵＶ消毒装置の適用事例
第６章 ＵＶ酸化装置の種類と適用事例
著者等紹介
浦上逸男［ウラカミイツオ］
岡山県生まれ。岡山大学大学院理学研究科修士課程修了。千代田工販（株）入社。以来、ＵＶ殺菌装置事業の技術開発部門に従事。同社リサーチセンター長を経て、現在、同社環境事業技術部長。栄養学博士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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