内容説明
メタロセン系のポリエチレンやポリプロピレンあるいはエラストマーの開発・企業化に注目が集まっている。メタロセン触媒はメタロセン化合物と有機金属化合物を組み合わせた触媒系をいい、高分子化学工業において、チーグラー・ナッタ触媒以来ひさしぶりに出現した大型技術である。この触媒により広範囲にわたり新規なポリマーが得られ、とくに立体規則性に優れたポリマーが数多く得られるようになった。本書では、ポリマーの研究開発・製造技術・特許技術などを専門とする著者の視点から、一連のメタロセン系ポリマーについて、技術や市場などをわかりやすく解説した。
目次
第1章 メタロセン触媒
第2章 メタロセンポリマーの概論
第3章 ポリエチレン
第4章 ポリプロピレン
第5章 ポリスチレン
第6章 オレフィン系エラストマー
第7章 ジエン系エラストマー
第8章 環状オレフィン系ポリマー
第9章 その他の新しいメタロセンポリマー