内容説明
AFMは、酸化した金属や半導体表面の測定はもちろん、絶縁体の表面すら高分解能で観測が可能なので、空気中での材料物性評価や微小寸法計測やプロセス加工評価やデバイス評価などの、「エンジニアリング・ツール」として、急速に普及してきた。しかしながら、エンジニアリング・ツールとして発展してきたAFMには、多くの未解明の疑問を残していた。本書では、疑問点の解明に関連するAFMの最近の新しい展開について紹介する。
目次
第1章 “小さいてこ”を走査する原子間力顕微鏡(AFM)
第2章 “小さいてこ”を接触させて見る
第3章 “小さいてこ”を非接触にして見る
第4章 “小さいてこ”で原子や分子を動かす
第5章 AFMとは?