内容説明
ホラー作家・最東対地は、大阪の夜凪を舞台にしたホラー小説を書こうとしていた。夜凪とは大阪の五つある色街のこと。取材に訪れた椿夜凪で梅丸という遊女の噂を耳にする。梅丸は複数の夜凪に出没する美貌の女で、血なまぐさい噂がつきまとう。最東は梅丸の謎と夜凪に潜む怪談を集めはじめるが、梅丸の話を新たに収集するたびに、ある不思議な感慨を覚える――。今村昌弘氏、織守きょうや氏、清水朔氏、額賀澪氏、各氏大絶賛!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みなみ
27
色街を舞台として、遊女の謎や色街に関する怪談を取材していくうちに、トラブルに巻き込まれていくモキュメンタリー。作者の最東対地さん自身が主人公で、作家の額賀澪さんや今村昌宏さんらが若干名前を改変された上で登場し、主人公と作家ならではの話をしていたのが面白かった。怪談話自体は、当初から予想できるような内容だったので特段恐怖を感じることなく読了。2025/11/27
のりすけ
22
最東さんと言えば、話は面白いのに文章が…と言うイメージがあったのですが(失礼な!)出たら必ず読んじゃう作家さん。それが今作は、ところどころ…の残滓はあるもの巧くなっててびっくり。ちりばめられた小ネタ?にも「おお」。個人的にモキュメンタリー系が好きなので、こういう作品を書いて行っていただきたいです。2024/04/17
ユウハル
9
何が真実でどこが虚構なのか… もう訳がわからない。 私の知ってる最東先生は本物なのだろうか。2023/09/02
むまもめむ
6
怪談を集めていく作家本人の周りで奇怪な出来事が起きはじめ、次第に本人にも忍びよってくる、というタイプの物語をいくつか読んだことがあるけれど、いまいち物足りない読書体験だった。 理由はおそらく、読んでいる側を当事者にさせるような感覚が薄かったからかもしれない。 性風俗については、コロナ禍に振り回される状況を気掛かりに感じているけれど、直接関わった経験がない。だから、怪異に取り込まれる男性たちを、自業自得だろうと対岸から眺めるような感覚だった。『夜凪』は実在しそうな雰囲気に溢れていた。
まる
5
作家本人が主人公のモキュメンタリー。大阪を中心に存在する夜凪という歓楽街が舞台。「梅丸」という娼妓を探すうちにどんどん怪しい世界に取り込まれていく。だんだん現実との境目がわからなくなるのが不気味。フィクションとのことだけど、なんだかリアルでいやーな感じ…。2024/09/09
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