著者等紹介
石黒亜矢子[イシグロアヤコ]
1973年生まれ。絵描き、絵本作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶち
87
昔話をベースに新たに起こしたストーリーが面白いです。石黒亜矢子さんが描く大きな猫と小さな猫が仲良く遊んでいる様子が面白く、楽しくなります。その背後に描かれている動物たちも怪しくもユーモラスです。小さな猫が大きなおにぎりを見つけ、大きな猫は小さいおにぎりを見つけました。大きな猫は、身体に合った大きなおにぎりを欲しがります。さぁ、どうしましょう… 仲裁を頼んだのは、賢いと評判の山のお猿。でも、賢い猿は、ずる賢い猿でもあったのです…… 昔話も石黒さんの手にかかると斬新な感覚のモダンな絵本になります。2024/03/08
あも
83
読み友さんのつぶやいたガチャをきっかけに知った石黒亜矢子。絵の魅力が素晴らしい。割と可愛らしい戯画的な絵なのに、どこか妖チックな不気味さがスパイス効いてる。タイトル通りの大きな猫と小さな猫が森で遊んでいると大きなおにぎりと小さなおにぎりを発見。どちらがおおきなおにぎりを食べるかで争い、知恵者のサルに相談に行くが…。大人目線だととにかく細かい所まで書きこまれた絵を楽しむ感じだが、子供向けの教訓もしっかり含まれており、子育て中の方の読み聞かせにも良いのではと思う。おにぎりを発見した時のちい猫の顔が面白こわい。2018/07/02
Vakira
62
伊藤潤二さんは「人間失格」を読んでお気に入りとなりました。潤二さんの猫日記「よん&むー」を読んで絵本作家の白目、シマシマパンツの奥さん、石黒亜矢子さんを知る。画風は知ってましたが、読んだことなかったのでこの本を読んでみた。このネコキャラ、伊藤家の飼い猫だ。そうそうよんちゃん、背中の模様は不気味な髑髏。ちゃんと描いてましたね~繋がると嬉しい。ストーリーは古事ことわざの「漁夫の利」の猫バージョンなので仲間で争っていると誰が得するかの教訓になります。絵を見るといろんなところにいろんな動物が・・・子供達が喜びそう2021/06/23
鱒子
59
図書館本 猫のモデルは、著者石黒亜矢子さんが飼っていた実在の猫「よん」&「むー」。よんの背中にはドクロマークが付いています。石黒さんの夫 ホラー漫画家の伊藤潤二さんがご自身のエッセイで描いた通りです。話自体は、むかしばなし「ふたつのおむすび」の再話。2021/02/15
yomineko@ヴィタリにゃん
56
読み友さんより、「石黒亜矢子さんの絵本は面白い」と教えて頂いたので借りてみました!成程!細かい絵に面白いお話。お猿さんまで登場🐒🐒🐒が、これがまたかわいくない性格www2022/01/06