著者等紹介
ヘイル,キャスリーン[ヘイル,キャスリーン]
1898‐2000。イギリス・スコットランド生まれ。大学卒業後、さまざまな職に就いたが、本のカバーや挿絵、ポスター等の仕事をするようになる。1938年、『ねこのオーランドー』(福音館書店)を発表。もともとは、2人の息子たちのために、飼い猫をモデルにして作ったお話だった
こみやゆう[コミヤユウ]
小宮由。1974‐。翻訳家。東京都生まれ。東京・阿佐ケ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。祖父はトルストイ文学の翻訳家、北御門二郎(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
108
ねこのオーランドーシリーズ、7作目です。空飛ぶ魔法の絨毯猫が、オーランド家に暮らしているとはにゃあ(=^・^=) http://www.kogakusha.com/book/%E3%81%AD%E3%81%93%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BC-%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AE%E3%81%98%E3%82%85%E3%81%86%E3%81%9F%E3%82%93/ 【読メ😻猫部】2024/09/30
MI
62
ペルシャ絨毯のファティマは空飛ぶ絨毯。ある時、ファティマは泣いていた。オーランドが訳を聞くと、「故郷のペルシャに帰りたい。ホームシックになった。」ファティマの絨毯は1人では空を飛べない。だからオーランドや愉快な仲間たちとペルシャへ。途中降り立ったアラブでは馬のハッサンに宮殿でもてなされたり、砂漠でカメレオンと遭遇したりと旅する御一行は今日も旅にでる。挿絵が鉛筆画とカラーが混じりとても贅沢だった。馬の宮殿で馬がストローで水タバコを吸ってるのが衝撃だった。2024/11/24
たまきら
38
1958年初版、大好きなシリーズです。今回の猫たちは魔法のじゅうたん(ペルシャネコ!)に乗って彼女の里帰りにお付き合いすることに。異文化をあたたかく受けとめあう姿がとっても素敵です。異邦”猫”たちの歓待ぶりはいかにもあちらの文化だし、大盤振る舞いしちゃって少し悩む奥様猫の姿もなんとなくイギリス人ぽくって笑っちゃいました。やっぱりオーランドはかっこいいな。2024/12/06
Mayuko Kamiwada
6
「ねこのオーランドー」シリーズのうちの1冊だと知らずに手に取った。このお話では、オーランドーの持っている魔法のじゅうたんファティマが急にホームシックになってしまう。オーランドーと家族たちでファティマと一緒に故郷のペルシャへ行くことになる。ペルシャへ行く道中やその中で出会ったアラブの馬ハッサン。オーランドーとグレイスが吸ったイヌハッカや子猫たちが食べたロクムというトルコのデザートってなんだろうと不思議に思いながら読んだ。ホームシックに悩むファティマに対しオーランドーの迷いない決定はいいなと思った。2025/02/19
keradokena
4
オーランドーの家にいる魔法のじゅうたんのファティマ。ホームシックのファティマの里帰りに付き合うことになったオーランドー一家。ファティマの故郷はもちろんペルシャ。ページをめくるたびに何かしら事件、オーランドー一家も一喜一憂忙しく楽しくお話が進む。オーランドーはやっぱり格好良く、『粋』という言葉がぴったりだ。2024/12/27