著者等紹介
ローベル,アーノルド[ローベル,アーノルド] [Lobel,Arnold]
1933‐1987。アメリカ、カリフォルニア州生まれ。高校卒業後、プラット・インスティテュートでイラストレーションを学んだ。1981年『ローベルおじさんのどうぶつものがたり』(文化出版局)でコルデコット賞を受賞
こみやゆう[コミヤユウ]
本名、小宮由。1974年生まれ。東京都生まれ。翻訳家。2004年より東京都、阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
68
絵本。アーノルド・ローベル▽ミン・ローさんと奥さんは自分の家をとても気に入っていた。けれども近くにある高い山が嫌いだった。山のせいで落石があり屋根に穴があくし、山にかかった雲から大雨が降ると雨漏りがするから。ミン・ローさんは町の賢者に相談にいく。賢者は的はずれなアドバイスばかりしてくる。ミン・ローさんはあきらめずに何度でも相談にいく。とうとういいアイディアに当たって、ミン・ローさんと奥さんは快適な家を手に入れる▽2023年刊。面白い2024/01/25
ヒラP@ehon.gohon
23
展開としては馬鹿馬鹿しさも感じるのですが、ミン・ローさんのような人は嫌いではありません。 それにしても、何といいかげんな賢者のアドバイスでしょう。 それを信じる夫婦だからこそ、「山を動かす」ことができたのでしょう。2023/08/18
花林糖
17
図書館本。大きな山の麓の小さな家に住んでいるミン・ローさんと奥さん。家は好きだが大きな山は嫌い。ある日悩みを賢者に相談し......。解決策はそれでいいのか(......)。この展開嫌いではありません。2023/08/17
おはなし会 芽ぶっく
16
ミン・ローさんは奥さんに言われ、山を動かす方法を聞きに、村の賢者に聞きに行きます。上手く行かず何度も何度も。最後にはツッコミをいれたくなる可笑しさ!中国っぽい絵のイメージがアーノルド・ローベルさんにはなかったのですが、こういう昔話っぽいのは子どもたち好きですね。『がまくんとかえるくん』を描いた~で驚かれると思います。2023/08/04
遠い日
9
アーノルド・ローベルの、このような中国画のようなタッチ、珍しいですね。そしてお話はなんともナンセンスで、しかもどうにも憎めない夫婦に笑いがこみあげます。最後の、仙人の提案、指示に、え?と声が漏れましたが、疑いもせずにそれを行うミン・ローさんたち。この奥さんが業突く張りでなくてよかった。2023/07/21