著者等紹介
バトゥー,エリック[バトゥー,エリック] [Battut,´Eric]
1968年フランス生まれ。リヨンの美術アカデミーで絵画を学ぶ。2001年、『めぐる月日に』と『ペローの青ひげ』(ともに講談社)でブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)グランプリ受賞
石津ちひろ[イシズチヒロ]
1953年愛媛県生まれ。絵本作家、詩人、翻訳家。『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』(理論社)で三越左千夫少年詩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
180
シンプルなタイトルと表紙絵に魅かれて読みました。 赤はロシア、青はウクライナの象徴でしょうか❓ 今の時期に読むべき絵本、本書のように和解出来れば問題ありませんが、ロシアVSウクライナ+NATOは、泥沼化しそうです。愚かな人類は、何千年経っても変わりません。勝者はなく、軍需産業のみが儲けています。 http://www.kogakusha.com/book/%E3%81%9B%E3%82%93%E3%81%9D%E3%81%86/2023/05/16
zero1
48
些細なことで戦争は起きる。そして始めるのは簡単だが、終結は難しい。戦争には多くの人が駆り出される。当然、多くの人が死ぬ。子どもにも影響がある。為政者は安全な場所にいて闘わない。簡単に描かれた絵本のようでいて、現実を直視している。リアルな戦争では、武器商人も暗躍。📚️赤い城の国と、青い城の国が戦争に。終結のきっかけは…。📚️23年5月の初版。8月くらいは戦争について考えたい。2024/08/07
anne@灯れ松明の火
25
新着棚で。来月、おはなし会で、平和について考えてみたいので、手に取った。仲良しだったふたりの王様。しょうもないことからケンカし、それが国同士の戦争へと発展する。ケンカするなら、ふたりだけでやっていて、と言いたくなる。小人のような細かい、かわいらしい絵だが、終わりのない戦争の様子を描き、切なくなる。一体、どうすれば、戦争は終わるのだろう。救ったのは……? 絵本を通して、戦争の愚かさ、平和の尊さを、子どもたちが知ってほしい。2023/07/31
かおりんご
17
絵本。戦争教材を探していて読む。今回探しているのは空襲なので、ちょっと違う。2023/09/26
猿田彦
11
「おやおや おやさい」の石津さんが翻訳した本。赤いお城と青いお城の王さまは馬鹿らしい程ささやかな理由で戦争を始めました。犠牲になるのは駆り出された兵士や子どもを含めた普通に穏やかに暮らす人々。現実の戦争は権力者の都合で始まり終わることは難しい。絵本のなかとは言え戦争が終わって平和を取り戻したことは嬉しい😆2024/01/04
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