内容説明
いつかお金と時間ができたら1ヶ月位パリで生活して、気が済むまで美術館や博物館に通ってみたい―。そんな願いを叶えるべく、漫画家の著者が単身パリへ。アパルトマンで暮らしながら、地元の食材で自炊。マルシェで美味しいチーズを見つけ、公園を散歩し、たくさんの美術館を巡る日々。ホームシックになりながらも一人旅を存分に楽しんだ著者による、滞在気分を味わえるコミック旅行記です。
目次
1 準備・アパルトマン生活(アパルトマン滞在計画;周囲の反応 ほか)
2 パリの日常(キッチンの詳細;初めての海外自炊 ほか)
3 パリの街歩き(パリ散歩MAP;メトロ(地下鉄) ほか)
4 パリの美術館巡り(パリの美術館巡りの便利アイテム;持ち物 ほか)
5 帰国(もうすぐ帰国;帰国 ほか)
著者等紹介
にしうら染[ニシウラソメ]
漫画家。女子美術大学芸術学科で西洋美術史を専攻し卒業。ゲーム会社でグラフィックデザイナーとして働く傍ら、漫画家として活動を始める。2014年に独立。フランスを舞台にした漫画、旅エッセイなどを多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
47
表紙絵から若い男の子が書いた本だと思っていました。2019年9月、3週間ほどをパリのアパルトマンに滞在しての「住むように暮らす旅」を描いた漫画エッセイ。準備編から機内、現地アパルトマンの描写が分かりやすくて惹き込まれました。暮らしの様々な描写も楽しくて、読んでいると一緒にそこにいるような気分。後半の美術館巡りは圧巻で、行列の凄さにビビって、私ならスルーしただろうなと思ったり。人の少なくなった夜の美術館には行ってみたくなりました。文庫サイズの漫画ではありますが、とてもみやすくて楽しめました、2024/06/22
kei-zu
36
1か月のパリ滞在、宿泊はアパルトマン。美術館巡りの楽しそうなこと!フランスパンのサンドイッチも美味しそう。 本書のもとになったのは、2冊の同人誌だったそうで、そのためかプロ漫画家の達者な描写ながらプライベートな記述の感があります。 著者によれば、2度目の渡欧はコロナ禍で叶わなかったとのこと。 私自身はヨーロッパ未経験ですが、パリの街は歩いてみたく思います。2022/12/11
煮豆
28
よんたび文庫初読み!漫画で旅が出来るコミックエッセイで著者が約1か月間ひとりパリのアパルトマンに暮らし美術館巡りを楽しむことに。度々登場するアリクイの囃子屋さんがかわいく、絵がさっぱりしていて読みやすい!食べ物の絵が美味しそうでお腹すいた〜。美術館の中でスケッチができるなんて絵が得意な方は嬉しいだろうな。ビオセボンのエコバッグが登場し、わたしも近くの店舗で買ってこようと思った(笑)絵画に詳しい方ならもっと楽しめるはず。欲を言えば写真はカラーだとうれしかったかな。文庫サイズの癒し本で良作!オススメ★2024/11/25
yyrn
26
コロナ前のパリに1か月アパルトマンを借りて自炊の生活を楽しみつつ、市内や美術館巡りをしてきた漫画家の毎日をマンガで紹介してくれる本。美術好きで海外生活を短期経験してみたい初心者にはわかりやすいと思う(EU未経験者の感想ですがw)。▼以前読んだ『いま、台湾で隠居してます』20などのような生活者ではなく、旅行者の視点でのレポートになっているのがちょうど良いと思う。コロナが落ち着いても、円高、物価高でヨーロッパにはなかなか行きづらいが、間違いなく今は空いていると思うので、関心があれば行くのが良いのかも。2023/02/25
よっしー
23
本屋さんで見かけ、思わず手に取った一冊です。一人でフランス1ヶ月滞在。過去にツアー旅行ですが行った国だった事もあり、懐かしい反面、迷子になった苦い記憶(英語すら覚束無かったので…)も蘇りました(笑 美術館は1日あっても全ては見れない位の規模だったので、コロナが落ち着いたらもう一度訪れたい国です。旅の思い出、かの国の憧れを思い出させてくれた素敵な一冊でした。2022/12/15
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