内容説明
この本のテキストは、アメリカの伝統的な数え歌をもとにしたもので、1800年代後半、オリーブ・A.ワズワースによって書かれました。1でカメが砂を掘り、2で魚が川で泳ぎ、3でツグミが歌をうたい、4でビーバーが水にもぐって…10で小さなホタルが光る。古典的な数え歌と、エズラ・ジャック・キーツの描く美しいイラストレーションによって、のはらに生き生きとした息吹がもたらされました。きょうも、広いのはらのどこかでくらしてる、楽しい生きものたちに会いに行ってみませんか?
著者等紹介
キーツ,エズラ・ジャック[キーツ,エズラジャック] [Keats,Ezra Jack]
1916年ニューヨーク市ブルックリン生まれ。その生涯のほとんどを、ニューヨーク市で過ごす。『ゆきのひ』でコルデコット賞、『ピーターのめがね』(ともに偕成社)でコルデコット賞オナーブックなど、受賞多数。1983年没
石津ちひろ[イシズチヒロ]
1953年愛媛県生まれ。絵本作家、詩人、翻訳家。『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』(理論社)で三越左千夫少年詩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
31
新着棚で。エズラ・ジャック・キーツ (イラスト), 石津ちひろ (翻訳)とあり、作は?と思ったら、「アメリカの昔ながらのかぞえ歌をもとにした作品」とのこと。 野原で暮らす生き物の母と子が、1ページごとに、1匹ずつ増えていく。モミジは本物? 他にも葉っぱとか貼ってある。草原は和紙のような紙がちぎってある? 生き物も貼り絵かな? コラージュも素敵♪ ホタルも出てくるが、表紙が紅葉なので、秋に読むのがいいかな~。2021/10/10
ヒラP@ehon.gohon
24
いろんな生き物の、お母さんと子どもたちとで織りなしていく、素敵なコラージュ絵本です。 どのページを開いても、心地よさに目を奪われました。 1から10までの数え歌になっていることも、次のページヘの期待感が膨らんできて、楽しく感じました。 大人の方が楽しめるコラージュかも知れません。2022/10/07
ツキノ
19
2021年9月発行。アメリカの伝統的な数え歌をもとに1800年代後半、オリーブ・A.ワズワースによって書かれたものに『ゆきのひ』『ピーターのいす』などのキーツが絵をつけた。自然の色合いが美しく生き物の躍動感も感じられる。素敵な絵本。英文併記だと嬉しいのだが。(E268)2021/11/03
遠い日
8
ところどころ押し葉を用いたイラストがすばらしい。従来のキーツのイメージをはるかに凌駕して、アートのような味わい。アメリカの昔ながらの数え歌をもとに、母と子の楽しいひとときを描く。1〜10までひとつずつ数が増えていき、場面が変わる。2021/11/19
あおい
6
アメリカの伝統的な数え歌。絵が素敵。2024/01/28