著者等紹介
ガアグ,ワンダ[ガアグ,ワンダ] [G´ag,Wanda]
1893‐1946。アメリカ、ミネソタ州生まれ。画家だった父の影響を受け、アート・スチューデント・リーグ校など、いくつかの美術学校で学ぶ。商業美術の仕事で活躍した後、コネチカット州の農場に移り住み創作活動に専念。『みえないこいぬぽっち』はコルデコット・オナー賞を受賞
こみやゆう[コミヤユウ]
小宮由。1974‐。東京都生まれ。翻訳家。東京都、阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
178
最近の海外絵本かと思いきや、原書は1941年刊(何と80年前)、アメリカで最も権威のある児童書の賞、コルデコット賞のオナー賞受賞作でした。 みえないこいぬが何の暗喩なのか解りませんが、HappyEndで、めでたしめでたしです。普遍的な内容なので、80年後でも色褪せていません。 https://note.com/_konoano/n/n8540c30ff1042021/01/25
chiaki
45
3兄弟で唯一、誰からも姿かたちがこれっぽっいも見えない犬ぽっち。2匹の兄弟たちは幸せに貰われていきましたが、ぽっちだけがひとりぼっちに!それまで見えないということを気にしたことがなかったぽっちですが、幸せを願って初めて“他の犬のようになりたい”とコクマルガラスに訴え、ある呪文を教えてもらいます。想いがあれば、願いは、夢は、きっと叶う…。とてもほっこり、ハッピーなおはなしでした。2021/04/26
ヨシ
16
1941年初刊行。コルデコット・オナー賞受賞作。こいぬの3兄弟のうち一匹は誰にも目に見えない『ぽっち』。他の二匹が男の子と女の子に貰われていき、ぽっちはひとりになってしまった。(その時の孤独の描写は胸にせまる!)一生懸命呪文を唱え、とうとう見えるようになったぽっちは兄弟犬と一緒になれて…う〜ん、見えるようになったし、兄弟犬と一緒になれたからハッピーエンドなのかな?なにか暗喩的なものを感じます。2021/03/07
杏子
14
勤務校で買った本。みえないこいぬ、ぽっちが「まほうのほん」に書いてあるとおり、やってみると…。後半がおもしろい。2021/12/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
『なんにも ない ない』 https://bookmeter.com/books/597682 と読み比べ。こちらは、こみやゆうさんの訳。2020年の新版。 『なんにも ない ない』は、むらなかりえさんの訳(1994年)。2022/06/25




