著者等紹介
ジョンストン,ヨハンナ[ジョンストン,ヨハンナ] [Johnston,Johanna]
1914‐82。作家・構成作家。絵本や読み物、特に女性や黒人の業績を描いた伝記やノンフィクション作品を数多く残した。1962年『Thomas Jefferson,His Many Talents』で、トーマス・エジソン賞を受賞。また、CBSラジオの長寿番組であった「Let’s Pretend」の構成作家を長年務め、歴史や神話などを子どもたちにわかりやすく伝えた。68歳、ニューヨークで亡くなった
ワイスガード,レナード[ワイスガード,レナード] [Weisgard,Leonard]
1916‐2000。アメリカ、コネティカット州生まれ。1947年『ちいさな島』(童話館出版)でコルデコット賞を受賞。180冊以上の児童書を手がけた
こみやゆう[コミヤユウ]
小宮由。1974‐。翻訳家。東京都生まれ。東京・阿佐ケ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。祖父はトルストイ文学の翻訳家、北御門二郎(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
56
絵本。ザトウクジラの生態を分かりやすく解説した科学絵本。読み聞かせにはちと長いが、クジラ好きの子に読んであげるといいかも。ひとり読みができれば立派。ブリーチングのこと、子育てのこと、シャチや捕鯨船のことにも触れ、ザトウクジラのことがよくわかる。2019/11/08
booklight
27
印象的な鯨の絵とザトウクジラについて生態が優しく書かれた絵本。2色で描かれているクジラの絵が、事実に沿いつつも素敵な絵で、口がでっぷりしてユーモラス、シャチに襲われそうなところのスリルがある。1965年の作品を2018年に復刻。当時の物語性と写実性と芸術性を両立させようという想いは、今も伝わっている。2022/03/06
k sato
23
ザトウクジラの生態を児童向けに描いた絵本。今日も発見があった。ザトウクジラは哺乳類。餌を求め、冬は沖縄やハワイ近海に、夏はアラスカ海域まで回遊する。クジラは2種に分類される。ザトウクジラの属する髭クジラと、イルカやシャチが属する歯クジラだ。髭クジラの特徴は、上顎の内側にペンキの刷毛のように生えているケラチン質の髭だ。その髭はプランクトンを濾す役割がある。ああ、だから髭クジラは口を開けて海面に出てくるのか。それから、海面から高くジャンプするブリーチングは有名だ。いつか大海原でザトウクジラを観察したいな。2022/12/13
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
20
ザトウクジラの生態や子育てが分かります。クジラの潮吹きは、肺呼吸をしているからで、噴気孔と呼ばれる2つの穴がある、魚ではなく哺乳類、ブリーチング、ハクジラとヒゲクジラの違いなど、知らない事もありかなりワクワクしました。黒・白・緑の3色の絵もステキです。残念なことに見返しにカバーが貼ってあり半分見えなくなっているのが残念でした。2020/02/06
❁Lei❁
19
図書館本。お洒落で素敵なイラストと共にクジラの生態が分かりやすく書いてあり、新たな知見を得ることができました。今までクジラは怖いと思っていたけれど、むしろ肉食のシャチの方が海の中では恐ろしい生き物であるということが衝撃的でした。2019/11/06