出版社内容情報
3匹のかえる達がある日卵を見つけました。中からでてきたのはワニの子ども。でもかえる達は、ニワトリだと思い込んで…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
267
レオ=レオニ作、谷川俊太郎・訳。3匹のかえるが暮らしていたが、そのうちの1匹ジェシカが、とても目立つ石を持って帰ってきた。どうやらそれは、にわとりのたまごらしい。卵から孵ったのはワニのあかちゃん…というお話。レオニの絵の中ではフォルムの強いもの。とりわけ3匹のかえるがそうだ。絵の具の緑も鮮やか。一方、たまごや石の質感には工夫が凝らされている。2024/08/05
KAZOO
115
レオ・レオニの久しぶりの絵本です。出てくるのはワニとかえるだけなのですが、うまく物語に作り上げてくれます。絵の感じもよく、池の様子や石などがうまくマッチしています。楽しい本です。2017/07/29
ゆのん
57
【絵本】カエルのジェシカは小さな冒険が大好き。ある日、自分の体程の大きさの卵を拾ってくる。卵から孵ったものを見て友達の物知りカエルはにわとりだと言うが…。先入観で決めつけてはいけないなぁという教訓。3022019/10/09
つくよみ
55
図書館本:さんぽが大好きなかえるが見つけたものは、大きな卵。そこから生まれたのはワニ。ところが、かえるの仲間が知ったかぶりで、ワニのことをニワトリと勘違い。勘違いしたまま、仲良しになるかえるとワニ。最後にその正体が明らかになるのだが・・・正体を知っていれば怖くて仲良しになるどころでは無かっただろうけど、目の前にいるそのものを先入観無しで見ていたから、仲良しになれたのかな。人間社会でも、色々と当てはまる事が多いかも。2013/08/24
yomineko@ヴィタリにゃん
50
マリリン、オーガスト、ジェシカという名前の3匹のカエル。ジェシカが卵を見つけ、暫くして孵った。どう見てもワニなんだけど、みんなは鶏だと思っている。ある日、小鳥が「ニワトリのお母さんが待っているよ」というと、ヒナはお母さんの所へ。でもお母さんは「私の可愛いワニ」って言っていますよ(笑)2024/12/03