モンサント―世界の農業を支配する遺伝子組み換え企業

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モンサント―世界の農業を支配する遺伝子組み換え企業

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  • サイズ A5判/ページ数 565p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861823923
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C0033

内容説明

世界43か国で、遺伝子組み換え種子の90%のシェアを誇るモンサント社―。この世界最大級のバイオ化学企業は、これまで、PCB、枯葉剤…と、史上最悪の公害をくり返し、多くの悲劇を生み出してきた。そして現在、遺伝子組み換え作物によって、世界の農業を支配しようとしている。いかに同社が、政治家と癒着し、政府機関を工作し、科学者に圧力をかけ、農民たちを訴訟で恫喝することによって、健康や環境への悪影響を隠蔽し、世界の農業を支配下に収めてきたか。本書は、3年にわたる調査によって、未公開資料、科学者・政治家・農民たちの証言をもとに、その驚くべき実態を明らかにした、世界が瞠目した話題騒然の書である。

目次

第1部 産業史上、最悪の公害企業
第2部 遺伝子組み換え作物―アグリビジネス史上、最大の陰謀
第3部 途上国を襲うモンサント
おわりに 「張り子の虎」の巨大企業
新版への補論 本書とドキュメンタリー映画への世界的反響について―「着実に持続する成功」
日本語版解説 モンサントのGMO作物と日本

著者等紹介

ロバン,マリー=モニク[ロバン,マリーモニク] [Robin,Marie‐Monique]
フランス人のジャーナリスト、ドキュメンタリー映像作家。1960年、フランスのポワトゥー=シャラント地方の農家に生まれる。ストラスブールでジャーナリズムを学んだ後、フリーランス・リポーターとして南米に渡り、コロンビア・ゲリラなどを取材した

村澤真保呂[ムラサワマホロ]
1968年生まれ。龍谷大学准教授(里山学研究センター研究員)

上尾真道[ウエオマサミチ]
1979年生まれ。立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員

戸田清[トダキヨシ]
1956年生まれ。長崎大学環境科学部教授。環境社会学、平和学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

95
読友さんのレビューで、手に取りました。この本で紹介されている"遺伝子組み換え種子"は、凄まじく悲惨な結果を農民にも消費者にもたらすものだと震撼させられました。この本に書かれていることは対岸の火事ではありません。"日本の農業や食は大丈夫"などと思ってはいけません。TPP交渉の時の日本政府や省庁の対応をみていれば、どこまで外圧に毅然と対抗できるのか...楽観はできません。今は"遺伝子組み換え"の表示義務がありますが、いつそれが無くなってしまうか、たいへん不安になります。2021/01/28

たまきら

37
綿密な取材に唸った。膨大な情報がぎっしりと詰まった分厚い本なのに、読み始めたら止まらない。素晴らしいドキュメンタリーであり、同時に痛烈な告発書でもある。モンサントが科学者や農家に対して行う悪質な嫌がらせ、権威ある科学誌への圧力は、今も実際に行われている事実だ。背筋が寒くなるような、下手な怪談より恐ろしい「真実」。けれどももっと恐ろしいのは、現在の状況ではないか。18年にモンサントがバイエル社に買収されたことで何やら事実がロンダリングされたと勘違いされることではないだろうか。秀逸。2020/08/31

coolflat

23
化学企業(モンサント)が、いかにして世界の種子を支配する巨大アグリビジネスに成長したかを明かしている。同時に米国の産業と政治がどう癒着し、目的のために手段を選ばない企業精神が作られていったかも明らかにしている。モンサントの歴史は米国の戦争と深く重なる。PCBやダイオキシンをはじめとする枯葉剤、除草剤製造は、モンサントの成長の核心をなすものだった。70年代、ラウンドアップ(除草剤)の販売量は頭打ちになる。それを突破するために考えられたのが除草剤耐性作物であり、これが遺伝子組換え技術、種子の支配へと結びつく。2015/12/24

さきん

18
世界43か国、遺伝子組み換え種子の90%のシェアを誇るモンサント 。世界最大級のバイオ化学企業はこれまで、PCB、枯葉剤など史上最悪の公害をくり返し、多くの悲劇を生み出してきた。そして現在、遺伝子組み換え作物によって世界の農業を支配しようとしている。いかに政治家と癒着し、政府機関を工作し、科学者に圧力をかけ、農民たちを訴訟で恫喝することによって、健康や環境への悪影響を隠蔽し、世界の農業を支配下に収めてきたか。本書は、3年にわたる調査によって未公開資料、科学者・政治家・農民の証言をもとに実態を明らかにした。2016/08/08

みゃん

12
すでに、日本にカナダからGMナタネの種が輸入されていて、こぼれ落ちた種が中央分離帯で繁殖していて、2006年以降毎年二回にわたって多くの市民に呼びかけ抜き取り隊を組織してきた。毎回1000本におよぶGMOナタネを回収するが駆除には成功していない。本来特許を主張するのであればモンサントはこうした事態に対処すべきだが、全く無視している。三重県はもともとナタネ栽培に適した気候風土であり観光用や食用の大規模栽培が行われてきたが、これまではすべて自家採取によって種子を確保してきた。しかしGMOナタネの自生が広がった2019/07/23

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