内容説明
ピタゴラスの定理は、古くから数学のシンボルの1つとして取り扱われてきた最も有名な定理の1つである。その証明法もまた、多くの人々の注目を集めてきた。この本では、その証明法に焦点を当て、手に入れられる文献・見ることのできる文献の中からピタゴラスの証明法に関するものを探し出し、集めた証明法の体系化も試み、また、各証明法の関係も考察し、その過程で考えた証明法も加えた。結果としてここで取り上げた証明法は、数え方にもよるが約100である。そして、これらについて考えた人、考えた時代、逸話などのわかるものはそれぞれ明らかにした。
目次
プロローグ(ピタゴラスの定理とは;この本での直角三角形の書き方、記号のつけ方など;ピタゴラスの定理の証明法はいくつあるか)
ピタゴラスの定理の証明法にはどんなものがあるか(ユークリッド的証明法;面積計算法;比例の関係を利用した証明法 ほか)
補足説明(この本における証明法の分類とその特徴;分割法における分割の数について;ピタゴラスと無理数 ほか)
著者等紹介
森下四郎[モリシタシロウ]
1933年高知県高知市生まれ。1953年高知営林局に勤務。その後、林野庁、林業講習所(研修企画官、教務指導官)等を経て、1988年高知営林署長を最後に退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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