内容説明
使えるリー環論のすすめ。本格的にリー群・リー環について学ぶための線型代数の本。
目次
第1章 線型代数速習
第2章 リー環入門
第3章 随伴表現
第4章 ルートとウェイト
第5章 抽象ルート系
第6章 複素単純リー環の分類
第7章 無限次元へ
著者等紹介
井ノ口順一[イノグチジュンイチ]
千葉県銚子市生まれ。東京都立大学大学院理学研究科博士課程数学専攻単位取得退学。福岡大学理学部、宇都宮大学教育学部、山形大学理学部を経て、筑波大学数理物質系教授。教育学修士(数学教育)、博士(理学)。専門は可積分幾何・差分幾何。算数・数学教育の研究、数学の啓蒙活動も行っている。日本カウンセリング・アカデミー本科修了、星空案内人(準案内人)、日本野鳥の会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やす
11
まだ途中で最後まで読み通せるかわからないけど100Pは読んだので途中経過など。前に挫折した「群と物理」を理解することが諦めきれなくて線形代数しってればリー代数いけるよ的なキャッチに惹かれて購読。たしかに丁寧に解説してくれる。リー代数のなすルート系という構造がどうやら素粒子物理でも胆であって前半はルート系にたどり着くことが目的。このルートのあたりで読書が止まっている。なんかよくわからない。リー環の可換部分環の要素の随伴表現の固有値がすべて等しくなるような固有値へのリー代数の双対がすべての部分環の要素で等しい2024/03/19