内容説明
行列・１次変換を知らずに大学生になる方へ。かつての高校生が学んでいた内容から大学で学ぶ線形代数の基本まで、２次元をメインに、イメージ重視で解説します。
目次
１ 行列って何？（定義、知識の確認；例題集）
２ １次変換って何？（定義、知識の確認；例題集）
３ 線形代数への道（身近なベクトル空間の例たち；内積の拡大解釈；１次変換と行列計算；行列式と面積、体積；問題演習）
４ 特殊な行列・１次変換（直交行列（回転・対称移動）
２次曲線の回転
固有値・固有ベクトルと対角化・スペクトル分解
固有方程式が重解
固有値が虚数だったら…
問題演習）
５ 線形代数の応用へ（内積・外積・行列式；ベクトルの微分；空間曲線の微分幾何；連立方程式と連立微分方程式；偏微分と重微分）
著者等紹介
吉田信夫［ヨシダノブオ］
１９７７年広島で生まれる。１９９９年大阪大学理学部数学科卒業。２００１年大阪大学大学院理学研究科数学専攻修士課程修了。２００１年より、研伸館にて、主に東大・京大・医学部などを志望する中高生への大学受験数学を指導する。そのかたわら、「大学への数学」、「現代数学」などでの執筆活動も精力的に行う（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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全体としては、証明や証明に関連した練習問題が豊富で、わかりやすいと感じた。 内容説明では、『行列・1次変換を知らずに大学生になる方へ。』とあるが、実際に読んでみると、ある程度行列と１次変換の知識があることを前提にして説明を省略している印象も受けるので、これはやや言い過ぎという印象を受けた。2015/03/07
