内容説明
雑誌『BASIC数学』に95年12月号より98年5月号まで連載した大学一年生向きの数学読物を一冊にまとめたもの。全体を2つに分けて前半は計算量の多い問題を並べ、収束のつめなどが必要な問題は後半に比較的多く配置している。
目次
三角不等式とε‐N論法
数列と級数から、eの定義、ζ関数、オイラーの常数など
逆三角関数の基本と応用
ライプニッツの定理の計算練習としての直交多項式入門
ベクトル値関数の微分、空間曲線の曲率、捩率とフレネの公式
関数の連続性と一様連続性
不定積分のテクニック
変数分離形一階微分方程式の周辺
定積分雑題
偏微分の基礎、および波動方程式とKdV方程式の入口〔ほか〕
著者等紹介
住友洸[スミトモアキラ]
昭和29年北海道大学理学部卒。昭和34年理学博士、東工大助手、博大助教授を経て現在著述業。著書「大学一年生の微積分」(現代数学社)数学以外では石川啄木「一握の砂」研究-もう一人の著者の存在-(日本図書刊行会1995.5月)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。