出版社内容情報
海外では珍しくなくなってきた、夫や特定の男性パートナーがいなくても子を産み育てる女性カップルたち。
本書では、日本と海外での、女性たちが妊娠出産するための技法と子育ての経験、出会う困難やジレンマとその解決方法などを、当事者たちへのインタビュー調査にもとづいて紹介する。
性的指向にかかわらず、夫や特定の男性パートナーなしで家族をつくりたいという女性たちがその願いを叶えること、またこうした女性カップルがつくる家族が不利益をこうむることなく暮らせる社会となることは、決して特別なことでも突飛なことでもない。
男女対の夫婦と子どもという「普通」の家族だけではない、オルタナティブ家族への展望をひらく書である。
内容説明
海外では珍しくなくなってきた、精子提供によって子を産み育てる女性カップルたち。本書では、日本と海外での、女性たちが妊娠出産するための技法と子育ての経験、出会う困難やジレンマとその解決方法などを、当事者たちへのインタビュー調査にもとづいて紹介する。性的指向にかかわらず、夫や特定の男性パートナーなしで家族をつくりたいという女性たちがその願いを叶えること、またこうした家族が不利益をこうむることなく暮らせる社会となることは、決して特別なことでも突飛なことでもない。男女対の夫婦と子どもという「普通」の家族だけではない、オルタナティブ家族への展望をひらく書である。
目次
序 同性カップルが子を産み育てるということ
第1章 それぞれの家族たち―日本での調査から
第2章 それぞれの家族たち―海外での調査から
第3章 女性たちだけでの子育てを考える―彼女たちが示唆する「家族」の可能性
第4章 女性たちがつくる家族を通してみる「家族」とケア
終章 女性たちがつくる家族もあたりまえな社会へ
著者等紹介
牟田和恵[ムタカズエ]
1956年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門は、社会学、ジェンダー論
岡野八代[オカノヤヨ]
1967年生まれ。同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。専門は、西洋政治思想、フェミニズム理論
丸山里美[マルヤマサトミ]
1976年生まれ。京都大学大学院文学研究科准教授。専門は社会学、ジェンダー論、質的調査論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。