出版社内容情報
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著・文・その他
内容説明
自由権、正義と国家、共和主義、国際法と平和について、時代に先駆けたカントの発想をわかりやすく解説する清新な入門書。政治における理念の重要さを語り続けたカントの政治哲学の全体像を、『人倫の形而上学・法論』を軸として、最新の研究成果にもとづき描き出すとともに、歴史的文脈に照らしてカントの著作を読み解き、その現代的意義を説く。
目次
第1章 自由の権利―法のもとでの自由とは何か(理論では正しいかもしれないが、実践の役には立たない?;理性が本領を発揮するところ ほか)
第2章 社会契約論―国家の設立は義務である(支配の正統性とは何か;近世の社会契約論―ホッブズ・プーフェンドルフ・ロック ほか)
第3章 共和主義の理念と制度(共和主義の伝統とドイツ;幸福の実現は国家が目指すべきものではない ほか)
第4章 永遠平和のために―国際法と世界市民法(国際法論は開戦のための口実か;デモクラティック・ピース ほか)
著者等紹介
網谷壮介[アミタニソウスケ]
1987年大阪府生まれ。京都大学経済学部卒、東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。東京大学学術研究員、神奈川工科大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ア
2
立法・行政・司法の関係を三段論法で語るカントの政治哲学、おもしろい…!2019/10/29
サンサンサンド
2
入門とタイトルについているけど、そこまで簡単な本ではない。でも頑張って読めば理解出来るレベル。2018/09/02
bayashigrove84
1
来年度を見越して軽い気持ちで読んだが、自分の研究関心にも示唆があり、とても良かった。2022/02/07
也田貴彦
1
いまの時代にカントを顧みることの意義もよく伝わってきたし、カントという人への興味も湧いた。国家設立は義務であるとか、尊厳に反するから自殺は許されないとか興味深い。ホッブズやロックとの違いの部分も分かりやすかった。最も印象的だった一文は「市民は他者とともにあり、他者とともに理性を公共的に使用することによってしか自由ではない」。カントはけっこう他者とか社会を念頭に置いて、実践的な理論を展開した現代性豊かな人だったというのが新鮮だった。2018/04/07
すずき
1
まさにカントの政治哲学の入門書として大変よくまとまった一冊。元々瀧川裕英の「国家の哲学」の後半パートはカントの「法的状態実現義務」を基軸に政治的責務論を語っていて、当時それがよくわかっていなかったが、この本ですっきり見通しが立った。政治哲学の文脈で、本当に軽く確認しておくなら2章と3章を読めばオッケーだと思う。カントの主張に同意するしないは別として、こうした義務論の体系が他の社会契約論と何が違い、どういった思想的な利点を持つかなどについてしっかりと確認できた。2018/04/23
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