内容説明
セルゲイ・エイゼンシュテインにはじまり―アンドレイ・タルコフスキーを経て、アレクサンドル・ソクーロフ、アレクセイ・ゲルマンに至る。現代ロシア映画にはハリウッドをはるかに凌駕する荒々しい息吹きが充ちている。サンクト・ペテルブルグからモスクワへソ連邦解体以後のロシア映画の現在を求めて、私たちは旅に出る。
目次
インタビュー(アレクセイ・ゲルマン(映画監督)イワン雷帝の時代も現在もロシアはいつも素晴らしく、そして同時に恐ろしい国なのです
ユーリー・ツリロ(俳優)ゲルマンの精神は善意に溢れていて、人にいい波動を出させます ほか)
資料(プレミア・ロシア版編集長が選ぶ90年代ロシア映画の50本;美味しいロシア映画 ほか)
批評(スターリン死去の前後ソ連共産党の継承と闘争について;「自由の束縛」が消滅したその同じ場所からロシア映画の苦悩は始まった ほか)
ルポルタージュ(サンクト・ペテルブルグからモスクワへ―映画二都物語)