内容説明
動物園の中の廃墟。水族館の中の廃墟。博物館の中の廃墟。腥というのは鼻を刺激する臭いという意味だ。死臭のようなものを発生させる光景ばかりを求めて、荒川健一は都会を十五年間彷徨ったのである。
著者等紹介
荒川健一[アラカワケンイチ]
1948年神奈川県横浜市生まれ。東京総合写真専門学校中退。広告代理店写真部勤務後、1973年よりフリーカメラマン。主に、出版関係の撮影に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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