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目次
第1部 自治体病院の現状(自治体病院とはどのような病院か;自治体病院の存在意義1―自治体病院は不要なのか;自治体病院の存在意義2―「本格的」少子高齢化社会における役割)
第2部 自治体病院をめぐる外部環境(厚生労働省の病院政策を読み解く;総務省・地方自治体の自治体病院政策を読み解く;自治体・公的病院等の統合再編;医療介護の人材不足)
第3部 どうすれば自治体病院の経営は良くなるか(自治体病院の経営改革;自治体病院の収益改善を図るために何が必要か;地域が自治体病院を支える)
著者等紹介
伊関友伸[イセキトモトシ]
城西大学経営学部教授。1987年、埼玉県庁に入庁し、県民部県民総務課、川越土木事務所、出納局出納総務課、大利根町企画財政課(県出向)、総合政策部計画調整課、健康福祉部県立病院課、社会福祉課、県立精神保健総合センターに勤務。2004年に城西大学経営学部准教授に転じ、現在に至る。研究分野は行政学・地方自治論。博士(福祉経営:日本福祉大学から授与)。総務省「地域医療の確保と公立病院改革の推進に関する調査研究会委員」など、国・自治体の委員等を数多く務める。医学書院『病院』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鮭
8
医療従事者としては知るべき一冊。 公立病院の財政再建を語る際、民は公に勝るとよく表現されがちだが、必ずしもそれが適当ではない。不採算だが必要ではある部門を抱える必要のある公立病院には必ずしも民営化や指定管理が馴染まず、時として職員の大量離職を招くことはこの業界にいる身としてはよく理解できる。 公立病院は公立病院だからこそできる経営再建があるのだと教えられる。2020/02/25
鮭
6
再読。経営形態を変えるだけでは何も変わらないことがよくわかる。新自由主義的思考が如何に医療に馴染まないかということ。昨今の診療報酬の在り方から、人員抑制で節約で経営改善するよりは人員確保をして算定や施設基準を高める方がプラスになるようになってきている。ある意味では攻めの経営が必要だろう。2023/02/01
ぴやりん
1
なかなか自分ではアクションに結びつけられず、可もなく不可もなく。安価で品質の高い新病院建設のプロセスが役立ちそうだが、リアルワールドでは難しい交渉。見積もりが予想される。2021/02/23
仁藤
0
左右の偏りもなく、当然のことを訥々と。86点2020/01/05