出版社内容情報
下総国千葉郡に存在した藩。二代将軍徳川秀忠に仕えていた森川重俊が1万石で立藩、以降250年に亘り治める。知られざる逸話満載。
西村慎太郎[ニシムラシンタロウ]
昭和四十九年(1974)、東京都青梅市生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。著書は、『近世朝廷社会と地下宮人』(吉川弘文館、2008年)、『宮中のシェフ、鶴をさばく』(吉川弘文館、2012年)。
内容説明
三河以来の徳川譜代。初代追い腹のためか、代々若年寄や寺社奉行などの幕府要職を歴任。藩校・郁文館は人材を育み、海で獲れたキサゴは田畑を肥やし、生産を促進。千葉市発展の礎・生実藩。
目次
第1章 小弓御所と生実藩の景観―太古の時代から戦国時代の生実の地の景色と人々を眺める。(生実地域の特徴;室町時代の関東の戦乱と武将たち ほか)
第2章 将軍秀忠の側近となった森川重俊―初代生実藩主・森川重俊とその末裔たちは生実の地を治める。(謎の多い近世初頭の生実;生実藩の祖・森川重俊と森川氏 ほか)
第3章 一万石の拠点、生実陣屋と勤務する武士たち―多彩な生実藩士が生実の地で生き抜き、領民を守ろうとする。(生実藩の「城」、生実陣屋;生実藩に勤める家臣団 ほか)
第4章 領内の人々・生活―生実藩に住んでいたのはどのような人々で、どのような生活をしていたか。(生実藩領の人々はどのような生活をしていたか;草刈堰の潅漑用水 ほか)
第5章 生実藩政の動向と幕末・明治維新―ドラマに取り上げられることがない藩から幕末・明治維新を考える。(飢饉を乗り越える;安政の大地震 ほか)
著者等紹介
西村慎太郎[ニシムラシンタロウ]
昭和49年(1974)東京都青梅市生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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