内容説明
城下町とアジアに開く自由都市博多津の双子都市、開放的な文化と多彩な人材を生み出した福岡藩。
目次
第1章 福岡藩前史―九州平定ののち、秀吉は神屋宗湛の要請で、博多の復興を黒田官兵衛に命ず。(九州国割りによる藩体制の確立;徳川幕藩体制と筑前)
第2章 黒田・福岡藩の誕生―新たな展望を開く新しい城を築き、福岡と名付ける。(黒田氏の筑前入封;福岡城と城下町の形成;家臣団の構成と藩士;黒田二十四騎;武士の家業とくらし)
第3章 福岡藩三百年の領内支配―長政は福岡藩の統治の確立と永遠の繁栄のために腐心した。(領国経営に苦心する長政;御家騒動で揺れる藩政)
第4章 祭りと自由都市博多津―アジアに開かれた博多津は古来から海外に雄飛する多くの傑物商人が輩出した。(博多津と豪儀な博多商人;祭りと博多っ子;国際都市が生んだ独特の文化;天下の名声を博した高取焼)
第5章 筑前の豊かな海と大地―玄界灘の豊饒な海が生む海産物、農業にくわえ石炭などの地下資源にも恵まれた。(肥沃な大地を活かせない農政;豊穣の海と活発な廻船)
第6章 幕末と動揺する藩体制―長崎警備は国粋主義と攘夷運動に発展、開国と進取の気運が生まれなかった。(開国と攘夷派の台頭;筑前勤皇党とクーデターの失敗;戊辰戦争と福岡藩)
著者等紹介
林洋海[ハヤシヒロミ]
1942年、福岡県生まれ、久留米商業高校卒。トッパンアイデアセンターを経て、P&Cクリエイティブディレクター、AGIOデザイン主宰。福岡アジアデザイン交流協会会長、日本グラフィックデザイナー協会会員、星亮一戊辰戦争研究会相談役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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