内容説明
幕府を支える基底の力。六五ヵ村の村人が闊達に生き抜いた百六十余年。不思議な版図の生活誌。
目次
第1章 守山藩の成立―藩名は陸奥国の小さな村に由来するも、水戸藩の御連枝で高貴であった。
第2章 守山藩の展開―常陸国三四カ村、陸奥国三一カ村。変わらぬ領国支配が百七十年余り展開された。
第3章 守山領の村人の生活―村人は、温かさや安らぎを求め、村の寺を大切に生きた。
第4章 江戸後期の守山藩―異国船出現により守山藩が担った海防と領内を混乱に陥れた天狗党の乱。
第5章 戊辰戦争と守山藩―奥羽越列藩同盟に加盟した守山藩。その降伏と真意、そして降伏後の負担。
別章 守山藩六五カ村のものがたり―まことに小さな村々、六五カ村のものがたりが守山藩であった。
著者等紹介
遠藤教之[エンドウノリユキ]
1947年、青森県弘前市生まれ。福島県郡山市育ち。学習院大学法学部卒業。福島県立浪江高校、福島西高校、白河高校の学校長を歴任
遠藤由紀子[エンドウユキコ]
1979年、福島県郡山市生まれ。昭和女子大学大学院生活機構研究科(博士課程)修了。博士(学術)。現在、昭和女子大学歴史文化学科講師、女性文化研究所研究員。著書に『近代開拓村と神社―旧会津藩士及び屯田兵の帰属意識の変遷』(御茶の水書房、福島民報出版文化賞奨励賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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