内容説明
伊達から上杉。大削封の中で艱難辛苦。矜持を保ち、鷹山の改革思想は脈々と続く。百二十万石から十五万石に、家臣を捨てず君臣・領民共に苦難に挑む。興譲館、実学の奨励は、米沢人の基となった。
目次
第1章 伊達家の本拠地米沢―奥羽の半分以上を制した政宗は、秀吉の仕置で生誕の地米沢を去ることになる。
第2章 上杉、越後から会津、米沢へ―上杉景勝、百二十万石から三十万石へ、諦観の胸中は察するに余りある。
第3章 鷹山の登場―藩政困窮のなか、聡明の評高い鷹山が藩主に迎えられる。
第4章 鷹山の改革―鷹山の改革が始まったが若くして隠居する、この思慮は。
第5章 寛政の改革―鷹山の再改革が米沢の地に大きな花を咲かせる。
第6章 鷹山の学問と思想―鷹山の実学は現代まで続く思想である。
第7章 幕末維新の米沢藩
著者等紹介
小野榮[オノサカエ]
昭和3年(1928)山形県米沢市生まれ。米沢市広報課長・観光課長を経て、米沢市史編纂主幹。現在、上杉文化振興財団副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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