出版社内容情報
詞華集の編纂,歌合,連歌といった古典詩歌の創造の場としての「うたげ」,それに対峙する「孤心」の営為――日本詩歌史上の傑作の検討を通して,わが国の文芸の独自性を問い,日本的美意識の構造をみごとに捉えた名著.
内容説明
詞華集の編纂、歌合、連歌といった古典詩歌の創造の場としての「うたげ」、それに対峙する「孤心」の営為―。日本詩歌史上の傑作の検討を通して、わが国の文芸の独自性を問い、日本的美意識の構造をみごとに捉えた名著。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumicomachi
4
先般岩波文庫版が出たが、私はこの版を図書館から借りて読んだ。難しい評論かと思いきや、詩人大岡信の筆致に魅了され、満たされると同時に古典詩歌への興味をかき立てられた。ぜひ入手して日本の古典詩歌を学ぶ手引きとしたい。2017/11/10
うろたんし
2
やっと読み終えたー。時間かけすぎた。面白くて止まらなかったはずやのに、読んでは止まり、読んでは止まりを繰り返していた。今年は途中で止めるのは辞めたいなあと思う。 よい作品を残すには、うたげと孤心とを持たないといけないんやなあ、というぼんやりとした感想しか抱けていない。2020/01/01