内容説明
武備あれば姿形は二の次に、一八〇年の辛抱は進徳館の教育に培われ、多くの文化人が輩出した。江戸西郊の鷹狩りで、家康からの拝領地が日本一の歓楽地になった、山間譜代小藩の物語。
目次
第1章 高遠藩の成立―武田氏支配の戦国から徳川譜代の内藤氏の世が始まった。
第2章 高遠内藤藩の藩政―貧しいながらも武器・武具を整備し、教育に力を入れる。
第3章 城下町の発展と町政―自然を利用した町づくり、町方も町民融和に活躍。
第4章 藩財政と領民の生活―領民からはたびたびの御用金、藩財政は借財によりいつも台所は苦しい。
第5章 高遠藩の騒動―有名な「わらじ騒動」も終われば領民は藩政に協力する。
第6章 高遠藩の幕末・維新―真偽入り乱れる幕末にも何とか藩を維持した。
著者等紹介
長谷川正次[ハセガワマサツグ]
東京都世田谷区生まれ。戸板女子中学・戸板女子高等学校教諭を経て、国学院大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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