内容説明
大門くぐれば仲之町吉原の本姿が見えた!連日連夜の饗宴、一度は足を踏み入れたい「吉原という異界」の歴史と真実。
目次
序章 太夫高尾など
第1章 戦後の新都
第2章 吉原開店
第3章 元吉原の変遷
第4章 新吉原の誕生
第5章 元禄からの展開
第6章 栄枯盛衰
資料「新吉原由緒書」
著者等紹介
塩見鮮一郎[シオミセンイチロウ]
1938年、岡山市に生まれる。編集者を経て作家、評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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海
3
遊女の生活などはあまり触れずに、吉原の地理や仕切った男性たち、来た客層の変遷などにスポットを当てている。江戸前期の話が主で後期ははしょりすぎ。今まで吉原は遊女と芸者の区別が厳しかったのかわからなかったけど、これを読んでその理由が推測ながらもわかった。2011/06/26
筋書屋虫六
1
『浅草弾左衛門』『車善七』の作家が悪所「吉原」に踏み込んだ。芝居や時代小説でもお馴染みの吉原であるけれど、時代の変遷によって(考えれば当然だけど)その姿は随分違っていた。江戸の町を移転していく吉原、遊郭町として確立していくまでは遊女屋と湯屋、芝居小屋との攻防があったり、遊女の格付けも客の変質(武士から町人)も絡んで変わっていき、さらに遊女と芸者が分化するのはずっと時代が下がって宝暦年間(1751~64年)だそうである。2015/06/15
ばな
1
遊女の変遷、女芸者の発生など、なかなか勉強になりました。2011/06/12
ナツ
0
吉原が出来、新吉原へ移転して行く過程など吉原という空間についての内容!遊女の生活や客とのやり取りなどはほぼ出てこないのでちょっと期待はずれだった。吉原内の穢多・非人に関する所のほうが、興味深かった。2015/08/29
†はるゆき†
0
吉原を隅々まで知りたい時にどうぞ。主に遊女よりもシステム寄りな感じ。
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- MAMOR 2016年4月号