内容説明
1948(昭和23)年1月26日午後3時3分、事件は起きた。東京・豊島区の帝国銀行(当時)椎名町支店に閉店直後50代の男が訪れ、「集団赤痢の消毒薬」と称し、16人の行員に青酸化合物の液体を飲ませた。12人が死亡、4人が重篤に陥った。現金と小切手を盗んで悠々と立ち去った犯人。犯人として逮捕された人は死刑判決確定後32年間も無実を叫び、生きながらえ、刑は執行されず95歳で獄死した。何故、執行できなかったのか…。それは真犯人が別にいたからだ…。
目次
序章 帝銀事件の本質
第1章 平沢貞通さんの半生
第2章 帝銀事件
第3章 第一審の裁判
第4章 第二審および第三審の裁判
第5章 第一次ないし第十六次再審
第6章 第十七次再審
第7章 人身保護請求
第8章 救出活動のその後
第9章 その後の経過
1 ~ 1件/全1件
- 評価
稲岡慶郎の本棚
感想・レビュー
-
- 和書
- 日本の無戸籍者 岩波新書