内容説明
情報機関同士の密なる関係がここまで明らかにされたことに驚く。情報後進国日本の実態。
目次
序章 ラングレー
第1章 行動日誌
第2章 分析研修講義
第3章 CIAとPSIA
第4章 外国情報機関
第5章 公安調査庁の限界
終章 宴のあと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ted
5
'00年3月刊。○公安調査官の暴露本。第1章は研修期間中の“日記”に割かれている。第2章以降、講義内容、公安調査庁とCIAの関係、公安庁の内実と続く。分析だけを行うならば競合機関と活動が重複しているので公安庁の存在意義は殆どなく税金の無駄。同じ金と人を割くならば分析ではなく工作に特化した組織に衣替えするか創設した方が遥かに国益に貢献する。CIAやFBI、警視庁とは比較にならぬ弱小官庁だが規模では英仏やイスラエルの諜報機関と同じだという。しかし「能力や士気、実績の点で雲泥の差がある」という指摘は実に痛烈だ。2013/05/16
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