内容説明
大国のはざまに生きる言語。英語だけでは知ることのできないヨーロッパの多様な言語文化をオランダ、ベルギーに探る。
目次
第1部 オランダ語の現在(オランダ語とは何か;標準オランダ語と諸方言;ベルギーの言語事情;綴り ほか)
第2部 オランダの歴史―オランダ語略史(オランダにおける民族大移動の影響;1100年以前のオランダ語書き言葉の史料;中世オランダ語時代、1100‐1500年;16世紀―過渡期の時代 ほか)
感想・レビュー
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サアベドラ
26
オランダ語の概略と歴史、現状についてまとめた小著。著者はオーストラリア人の語学教師。日本でオランダ語が注目されることは残念ながらほぼなくオランダ語について書かれた本も極端に少ないが、それは英語圏でも同様らしいことが前書きに書いてある。オランダ語はよく英語とドイツ語の中間の言語でどちらかの話者なら簡単に習得できると言われるが、確かに発音も文法も語彙も両言語によく似ているものの微妙に異なるところも多く、なかなか一筋縄ではいかない。英語とドイツ語を勉強したからとついでにやってみると混乱するのではないかと思う。2025/02/07
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