内容説明
郵便局が危ない。創業120年余の郵便局が、今最大の危機を迎えている。郵便番号七桁化に象徴されるような、利権と談合、採算度外視の愚策を繰り返す郵政省の腐蝕の構造を根本から改革しない限り、いくら外見を郵政公社としたとしても郵便局崩壊の運命を変えることはできない。本書では、郵便局が今抱えているさまざまな問題点を具体的に指摘し、最後に郵便局改造計画として改革への提言をまとめた。
目次
序章 野中広務の反撃
第1章 談合と天下り
第2章 郵便番号七桁化をめぐる天下りとコスト増大
第3章 利用者無視、迷惑な七桁化
第4章 急増する郵便物被害と事故
第5章 今、郵便局がおかしい
第6章 癒着する全逓労組
第7章 郵便局の病巣
第8章 郵政省改造計画