内容説明
『青髯』伝説の中にかくされた「聖なる怪物」の素顔。ジャンヌ・ダルクの戦友で少年虐殺犯であった『聖なる怪物』の生涯。
目次
1 伝説
2 孤独
3 栄光
4 憑依
5 殺戮
6 涜神
7 裁判
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うさを
1
ジルに至る系図上の人物がフランス領内で、あるいは百年戦争において、どのような生き方をしたのか、というところから描かれているのは、一人の人の「生涯」が、ある意味でその人が生まれる前から否応なく始まってしまっているからだろう。そこで生じた財やしがらみをすべて受け継いで中世後期の地方領主ジル・ド・レが生まれる。しかし、時代は国家がより大きな権限を持つ時代へと移行しつつあり、彼はその間ですり潰された。ジャンヌと戦場を駆けたほんのひと時、彼の周りを爽やかな風が吹いていたように思われた。2017/10/14
mimi
1
フランスの地元では墓碑もあるらしい。当時の倫理では行状は今考えられるよりも軽く考えられており、どちらかというと乱入騒動の方が思いと考えられた感じ。財産の没収が目的で裁判に、という捉え方をされているみたい。2010/10/04
あg
0
飛ばし読みだった。2009/11/30
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- 和書
- にげだしたひげ