出版社内容情報
中高年世代が感じる生きづらさ、実は発達障害が原因かも知れません。
発達障害そのものに関する意識が希薄である中高年世代は、自分自身が発達障害ではないかという疑いを抱くまでのハードルが高く、理由もわからぬままに人間関係の問題を抱え込むケースが多いと想定されるが、その実態については未だ包括的な調査がなされていない。
40代半ばでうつ病を発症するも完治に至らず、50代になり発達障害の診断を受けたことで、ようやく自身が発達障害者であったこと、そして慢性うつ病が発達障害の「二次障害」であったことが発覚した著者。
試行錯誤と葛藤を繰り返し還暦を過ぎてたどりついたのは、「空気が読めない」「不用意な発言をしてしまう」「こだわりが強い」「キレやすい」……人生につきまとった生きづらさの原因こそが発達障害の特性であったと、まずは知ること。そして、戦わず、あらがわず、自分や他人や環境と折り合いをつけて心穏やかに暮らす手法。
なんとなく「生きづらい」方、「もしかしたら……?」とお悩みの方、「ミッドライフ・クライシス(中年の危機)」を抱える方まで。すべての中高年世代の役に立つ、折り返しの人生を「いきのびる」ためのリアルな処方箋。
内容説明
だから、うまくいかなかったのか。さて、これからどう、いきのびようか。40代でうつ発症、50代で発達障害の診断。うつ病は発達障害の「二次障害」でした―「生きづらさ」の理由を知る、折り返しの人生戦略。
目次
第1章 発達障害とは
第2章 自らを知る
第3章 とりまく環境を知る
第4章 「自分自身」と折り合いをつける
第5章 「他者」や「とりまく環境」と折り合いをつける
第6章 うつ病と遅発性ジスキネジア
第7章 還暦すぎて「行路難」
著者等紹介
凪野悠久[ナギノユウキュウ]
1959年生まれ。早稲田大学卒業。報道機関勤務後、東南アジア、西アジアなどで国際協力に従事。40代でうつ病を発症し、以後慢性うつ病となる。50代で発達障害と診断される。精神障害者雇用を経て、現在、執筆活動に専念
仮屋暢聡[カリヤノブトシ]
医療法人社団KARIYA理事長、まいんずたわーメンタルクリニック院長。1957年、鹿児島県生まれ。鹿児島大学医学部医学科卒業。専門は臨床精神医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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