出版社内容情報
コンプレックスを刺激する脱毛・美容広告、
バリエーションの少ない「デキる男」像。
公共空間にあふれる広告を読み解き、
「らしさ」の呪縛に抵抗する。
広告と経済の関係を考え、私たちのものの見方が、どれほどそれらのイメージから影響を受けているかを理解することは、消費社会の中で私たちがどのように生活しているのか振り返ることにつながるはずです。(まえがきより)
内容説明
広告と経済の関係を考え、私たちのものの見方が、どれほどそれらのイメージから影響を受けているかを理解することは、消費社会の中で私たちがどのように生活しているのか振り返ることにつながるはずです。
目次
1 広告観察を始める前に―ジェンダー表現とメディア
2 広告観察日記 2018‐2023
3 脱毛広告観察―脱毛・美容広告から読み解くジェンダー・人種・身体規範
4 「デキる男」像の呪縛を解くために
5 性感染症予防啓発は誰のため?―広報ポスターから考えるこれからの性教育
6 対談:広告だけに文化のすべてを担わせてはならない(笛美×小林美香)
7 対談:広告と公共性 消費者教育のためのメディアリテラシー(尾辻かな子×小林美香)
8 「写真歌謡」試論
著者等紹介
小林美香[コバヤシミカ]
1973年生まれ。大阪大学文学部卒業、京都工芸繊維大学大学院修了(博士)国内外の各種学校/機関で写真やジェンダー表象に関するレクチャー、ワークショップ、研修講座、展覧会を企画、雑誌やウェブメディアに寄稿するなど執筆や翻訳に取り組む。2007‐08年にAsian Cultural Councilの招聘、及びPatterson Fellowとしてアメリカに滞在し、国際写真センター(ICP)及びサンフランシスコ近代美術館で日本の写真を紹介する展覧会/研究活動に従事。2010年から19年まで東京国立近代美術館客員研究員を務める。東京造形大学、九州大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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