出版社内容情報
3人の息子を持つ母親、ゼン・ハニーカットは長男のアレルギーをきっかけにグリホサートという除草剤や、遺伝子組み換え作物について調べ始める。食物に何が起き、子どもたちにどのような影響を与えているのか。問題意識を共有する母親たちと共に彼女は食物の安心・安全を求めて様々な行動を起こす。環境保護庁EPAへの電話運動、モンサントCEOとの議論、尿、水道水、母乳のグリホサート混入検査、遺伝子組み換えを推奨する科学者との討論、アメリカ合衆国独立記念パレードでの呼びかけ……。守るべきもののため立ち上がった母親たちの奮闘記。
目次
第1部 あきらめない愛情(家族への愛情を行動に変える;遺伝子組み換え作物(GMOs)の真相を知る
グリホサートの真相を知る)
第2部 あきらめないコミュニティ(信用と真実、そしてコミュニティ;健康的なコミュニティは健康的な家族からはじまる;日常に潜む毒)
第3部 あきらめないリーダーシップ(行動主義;リーダーシップに足を踏み入れる;人に話をする ほか)
第4部 あきらめない未来(信じること)
著者等紹介
ハニーカット,ゼン[ハニーカット,ゼン] [Honeycutt,Zen]
Moms Across America創設事務局長で、ヴァンダナ・シヴァ女史と共にMothers Across The Worldの共同創設者。2012年、子どもの病気(アレルギー、自閉症の症状)に直面し、その原因と影響を追究。遺伝子組み換えや農薬(殺虫剤、除草剤、グリホサート)であることを突き止めると、ほかの母親たちに呼びかけ、大きなうねり(運動)を興す。この運動はアメリカ社会に大きな影響を与え、多くのマスコミからも注目される。アメリカ国内はもちろん広く海外への講演活動も行う(オーストラリア、ニュージーランド、日本、スイス、中国、マウイ、フランス、オランダ)。現在、南カリフォルニア在住
松田紗奈[マツダサナ]
早稲田大学政治経済学部卒業。学生時代に英国、フランスへ語学留学。卒業後は商社でアジア、アフリカ、中南米地域を担当し、輸出業務/営業/海外マーケティング/経営戦略/海外子会社の操業支援に従事。結婚を機に退職し、フリーランサーとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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