内容説明
キリスト教思想はいかに伝えられ、なぜヨーロッパ文化の基層となり得たのか?第二次世界大戦下のドイツでキリスト者はいかに生き、信仰と向き合ったのか?言語学者が宗教者たちのテクストを解読し、その文化誌的特徴を浮き彫りにする。
目次
第1部 神学の歴史 キリスト教神学の成立史―異教の文化圏への伝播の歴史(キリスト教の諸問題―『旧約聖書』をどう読むか;『聖書』が生まれた背景;文化としての『聖書』―キリスト教の伝播)
第2部 現代の神学 文化誌としての神学―聖書・信仰・戦争(ルター―『聖書』を軸に;ニーメラー―権力に対峙する牧師;ボンヘッファー―ナチスに立ち向かう;ガレン神父―カトリックの立場から;カール・バルト―「告白教会」の支柱)
第3部 神学と神話 神話の世界―異教文化圏におけるキリスト教(ゲルマン神話の本質;比較神話学;日本神話(出雲神話を中心に)
世界の神話)
著者等紹介
河崎靖[カワサキヤスシ]
1960年、三重県生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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