出版社内容情報
幕末から明治にかけて生きた一人の女性「楠本イネ」。父はシーボルト、母は長崎の「たき」。様々な苦難を超えて父と同じ医師になった。「オランダおいね」として巷間知れ渡っているが、これらの話は吉村昭『ふぉん・しいほるとの娘』からの引用・孫引きが多い。この書は優れた小説ではあるものの、実像とはあまりにもかけ離れている。筆者は、楠本イネ(と娘高子)の実像を再現すべく、最新のものも含めて既出の史・資料、文献・図書を検証し、新史料も発掘し本書は書かれた。「イネと高子のの生涯が劇的であることは、ある程度は想像していたが、その生涯の波瀾万丈、その生涯の悲痛なことは想像をはるかに超えていた」と著者も述べているが、宇和島在住だからこそ発見できた諸史料を駆使して、新しいイネ像が完成した。新発見写真・地図など多数。今後イネは本書を基にしてしか語れないであろう。
宇神幸男[ウガミユキオ]
著・文・その他
内容説明
謎につつまれたシーボルトの娘イネの実像に迫る。『銀河鉄道999』のメーテルのモデルといわれるイネの娘高子の凄絶な生涯も圧巻!新発見史料を含む、多数の史・資料を満載した初の本格評伝!
目次
第1章 シーボルトの来日と追放
第2章 女医への道
第3章 宇和島
第4章 シーボルトの再来日
第5章 長崎特派員イネ
第6章 明治を生きる
著者等紹介
宇神幸男[ウガミユキオ]
昭和27年(1952)愛媛県宇和島市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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桑畑みの吉
ayano
Uz あなぐま
huwaraidou1978
あきこ