出版社内容情報
大相撲興行に欠かせない 「廻し」「軍配」はもとより「相撲櫛」「化粧水」「塩」など知られざるものにも焦点をあてた日本初の本。
坂本俊夫[サカモトトシオ]
1954(昭和29)年、栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。
フリーライター。著書に『シリーズ藩物語 宇都宮藩・高徳藩』、共著に『東の太陽、西の新月――日本・トルコ友好秘話「エルトゥールル号」事件』『明治の快男児トルコへ跳ぶ――山田寅次郎伝』(いずれも現代書館)などがある。
内容説明
大相撲の舞台を支えた名脇役じゃぞえ~。「軍配」から「国技館」?!まで、大相撲に欠かせない道具にまつわる古今東西の話を、豊富なエピソードを交えて語る。
目次
第1章 力士の身のまわり(廻し―グルグル腰にまわすから廻し;稽古廻し―幕下以下は本場所でも使う;締込―はずれたら負け ほか)
第2章 行司・呼出・床山の身のまわり(行司装束―幕下以下の行司は裸足;軍配―行司の必需品;裁着袴―呼出のユニフォーム ほか)
第3章 土俵とそのまわり(土俵―昔は「土豚」とも表記;土俵の歴史―土俵はなぜできた;土俵築の道具―場所前に行う土木作業 ほか)
著者等紹介
坂本俊夫[サカモトトシオ]
昭和29年(1954)、栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。フリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
62
大相撲で使用される道具の説明と、それにまつわるエピソード集。初めて知ることが多く、とても興味深く読んだ。笑ってしまうようなエピソードもあり、語り口が柔らかく、相撲初心者へもおすすめできる。イラストも可愛い。2017/06/06
あじ
43
伝統を守っていくにはそれぞれの役割を確定すること、役割を確実にこなしていく事が大切なのだと思った。力士、行司、呼出、床山が使う道具の解説に交え、逸話や成り立ちまで面白く読める。新横綱の親方は木村庄之助と式守伊之助に装束を贈る、同期の中で関取が出たらお金を出し合って“明け荷”を贈るなど真心の継承も。気になる懸賞金の話、土俵上の東西は実際の方位とは関係がない、相撲学校の存在など雑学も満載。字が大きめで読みやすい本です。2017/01/12
ベルるるる
20
力士が仕切りに入る前に、口をゆすぎますけど、これって十枚目以上の人なんですって。 お塩をまけるのも基本的には十両目以上だそう。 2017/10/05
黒うさ
5
絵が多くて読みやすくてよかった。歴史的なものが分かりやすく解説されている。2017/01/12