漱石とホームズのロンドン―文豪と名探偵 百年の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784768457863
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

没後100年を経て尚も読まれ続ける夏目漱石とコナン・ドイルの接点とは? 爛熟期を迎えていたロンドンの空気を再現。

多胡吉郎[タゴキチロウ]
作家。1956年、東京生まれ。東京大学卒業後、NHKに入局。2002年に独立し、イギリスにて文筆の道に入る。著書『吾輩はロンドンである』『スコットランドの漱石』『リリー、モーツァルトを弾いて下さい』『長沢鼎、ブドウ王になったラスト・サムライ』など。

内容説明

時代の「峠」に立っていたロンドンの漱石とホームズ。合わせ鏡の中から浮は彫りになる、格差社会、南北問題、戦争…。二人の天才が、百年の歳月を超え、今、新たな時代の「峠」に投げかけるメッセージとは?

目次

第1章 『帰還』シリーズに注目せよ―同時代を生きた漱石とホームズ(『帰還』への道―漱石訪英とホームズ復活;『帰還』シリーズに探る漱石のロンドン;電灯はまぶしかった―電気の時代の漱石とホームズ;自転車に乗るホームズと漱石の『自転車日記』;ホームズを救った日本武術と漱石の「自己本位」)
第2章 『六つのナポレオン』と漱石の悲哀―膨張する都市の南北問題(KensingtonとKennington、一字違いが大違い―ロンドンの地図を眺めるドイルと漱石;「〃」が語る漱石のケンジントン・コンプレックス;北の高台の秘密―『犯人はふたり』と『下宿』『過去の臭い』;カンバーウェルの胸キュン―『倫敦消息』と『四つの署名』)
第3章 戦時下のロンドンから―大量殺戮と個人主義の相克(それぞれの南ア戦争;戦争が個を破壊する―戦争文学としての『趣味の遺伝』;ホームズ物語の終焉と漱石の「亡びるね」)

著者等紹介

多胡吉郎[タゴキチロウ]
作家。1956年、東京生まれ。1980年、NHKに入局、ディレクター、プロデューサーとして多くの番組を手がける。ロンドン勤務を最後に2002年に独立、イギリスにて文筆の道に入る。2009年に日本帰国(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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timeturner

5
いい所に目をつけたなあ。似たような本があったような気がしたけどこのスタンスは初めてだし面白かった。最終章はそういう見方があったかと膝をうちたくなる分析で説得力がある。漱石の偉大さも再認識できた。2017/03/13

takao

1
ふむ2024/08/31

真田 光

0
ロンドンに留学していた夏目漱石が体験したであろう、20世紀初頭の大英帝国の風景・雰囲気と、漱石留学と同時期にロンドンで活躍していたシャーロック・ホームズの事件(およびワトスン先生の出版代理人であるドイルの人生)とをオーバーラップさせて、両者に通じる精神を論ずる試み。ロンドンの都市の境界をうろうろしていた漱石と、ロンドンの地理に通暁したホームズが縦横無尽に活躍する様を重ねて詳しく論ずるのは本邦初ではないか。「漱石の北の高台への憧れと、高台住人の虚飾性に気づいたからあの作品が出来た」説は興味深い。2016/09/09

うちボン

0
『漱石は、長く胸にわだかまっていた迷いや不安を乗り切り「自己本位」の大悟をつかむ過程で、柔術に注目、ヒントを得た。ドイルはまた、死んだはずのホームズの復活という最大の難関を乗り切る秘策として、柔術を応用した。…「漱石とホームズのロンドン」は、この時代の息吹のなかから、それぞれに創作や思索の糧となる貴重な光を賦与していたのである。』2022/08/22

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