出版社内容情報
映画監督・篠田正浩氏と建築家・若山滋氏の三日間にわたるロング対談。二人は従兄弟同士であり、子どもの頃からの付き合いでもある。21世紀のAKBを初めとする「アイドルは崇め奉る存在としての偶像」と定義し、日本最初のアイド
内容説明
AKBからアマテラス。聖徳太子・道真・将門・義経・信長・阿国など。日本文化はアイドル(偶像)によって形成されてきた。二人の文化人の徹談!!
目次
第1幕 アイドルの源流
第2幕 アイドルとアバンギャルド
第3幕 偶像と怨霊
第4幕 世界観と好奇心
第5幕 芸能の空間
第6幕 映画の都市
著者等紹介
篠田正浩[シノダマサヒロ]
1931年岐阜県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。松竹撮影所入社。『恋の片道切符』で監督デビュー。大島渚、吉田喜重らとともに「松竹ヌーベルバーグ」と称される。妻岩下志麻と独立プロ表現社設立。主な著書『河原者ノススメ』(幻戯書房、第三十九回泉鏡花文学賞授賞)など
若山滋[ワカヤマシゲル]
1947年台湾生まれ。東京工業大学博士課程修了。工学博士。株式会社久米設計を経て、名古屋工業大学教授。米国カリフォルニア大学バークレイ校、コロンビア大学客員研究員。現在中京大学客員教授。名古屋工業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かやは
7
映画監督と建築家の対談本。アイドルの源泉について語られているというよりは、サブタイトルの「日本文化の深層をえぐる」の方が中心になっている。アイドル、すなわち芸能は、もともと下賤の文化。だがその人を惹きつける力は神がかっており、貴族をも魅了してきた。価値の転換が繰り返されてきた日本文化。今日のアイドル人気も、文化の辿ってきた道筋を考えれば納得できるということだろう。2017/11/01
後ろ前P
1
日本の文化の根底を建築と映画の視点から見ていく内容。キーワードには解説がついていて、知識がなくても問題なく読める。アイドルの源泉を辿る上で日本の文化を芸能の観点から見返すことで、アイドルにも太古からの日本の芸能、文化が通底していることがわかる。芸能、文化が通底しているという点で気づきの多い本であった。2017/01/26
ちゆ
0
図書館にて ほんとに最初のとこだけ読んだ なるほどなと思うところ興味深いところ多かった 自分の基礎知識なさすぎてだんだん眠くなってしまった 知識って大事…2023/01/04
rico
0
オタク論を書こうとしている学生がいて、頭の整理をするために読んだのですが、今の自分に刺さるところもいろいろあって、有益でした。2022/06/25
Tomono Mitsuhiro
0
何がキッカケで借りたのか不明だが、 想像と違ったため、途中返却。 映画監督と建築家の対談本、に惹かれたんだっけ? 2019/03/26
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- 和書
- 代償請求権と履行不能